散骨にかかる費用とは?あなたにあったプランを選ぼう。

散骨にかかる費用とは?あなたにあったプランを選ぼう。

2023/06/09

海洋散骨をおこなうためには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ここでは、散骨にかかる費用の相場について解説します。

散骨とは

海洋散骨は、祭祀の目的をもって、故人の火葬したあとの焼骨を海洋上に散布することをいいます。(一般社団法人日本海洋散骨協会ガイドラインより)

自分の死後は自然に還りたい、大好きだった海に眠りたい、といった故人の意志や、様々な事情でお墓に入れない、お墓を持てないという悩みをお持ちの方に最適な葬送方法とされています。

海洋散骨の方法として、「船舶でおこなう方法」と「ヘリコプターやセスナ機で沖合いまで飛び、空から撒く方法」があります。

散骨の種類は?

■チャーター(貸切)散骨

船を一隻貸切るもっともポピュラーなスタイルです。

出航から帰航まで、海域にもよりますが、1時間から2時間くらいのことが多いです。散骨ポイントに到着するまでは、船内デッキで自由にくつろいで過ごし、散骨ポイントに到着したら、黙祷、散骨、献花など一連のセレモニーで故人を海に還します。

■合同散骨

一度に数組の遺族が乗船し、乗り合いで行う散骨の方法です。

あらかじめ出航の日時が指定されていますが、船を一隻チャーターするよりは、費用を安く抑えられるというメリットがあります。

散骨ポイントでのセレモニーは、一組ずつ行うケースと、合同で行うケースがあります。

■代行(委託)散骨

依頼者が散骨に立ち会わず、遺骨を預けて散骨を依頼する方法です。

船に乗らずに代行散骨を選ぶ方には、船に乗れないさまざまな事情があります。船や海が苦手という方もいれば、高齢で体力的に自信がないという方もいます。また経済的な理由ということも多いです。

■メモリアルクルーズ

散骨証明書に記載された井戸・経度の地点まで再び向かい、献花をして故人のために祈りを捧げます。命日や、年回忌などの節目の時期におこなわれることが多いようです。

船を一隻チャーターしておこなわれるケースと、あらかじめ日程が決まっていて募集をおこなう、合同乗船によるメモリアルクルーズもあります。

■ヘリコプター(空中)散骨

船ではなく、ヘリコプターやセスナ機などで、空から海洋に散骨をおこなう方法です。海洋散骨との違いは、散骨ポイントまでの移動時間が短く、また、船酔いなどの心配がないというメリットが挙げられます。

空から故人の想い出の地などの上空を飛行することも可能です。

業界のプラン相場とは?

■チャーター(貸切)散骨

使用する船舶の大きさや、海域によっても変わりますが、25万円から35万円くらいが相場です。チャーター散骨では、乗船人数に関わらず料金は一定の場合がほとんどですが、人数によって料金が変動する場合もありますので、確認しましょう。

■合同散骨

合同散骨の料金は、一組ずつの料金設定と、人数による料金設定があります。

一組の料金は、15万円から20万円くらいが相場です。一組の人数は、船舶の大きさなどにも関係しますが、2名あるいは4名までがほとんどです。

追加で乗船人数を増やしたいときは、一人当たりの追加料金が1万円~2万円ほどかかります。

■代行(委託)散骨

代行散骨の費用は、ご遺骨の数によって変動します。

1柱5万円が相場です。墓じまいなどで、ご遺骨の数が多い場合は、チャーター散骨にした方がかえって全体の費用が安くなることもあります。

同じ5万円でも散骨する日時が選べなかったり、お見送りを受付けていないなどサービスに大きな差がありますので、内容をよく比較検討しましょう。

■メモリアルクルーズ

メモリアルクルーズは、おこなっている事業者が少ないですが、基本的にはチャーター散骨と大きく費用が変わることはありません。

船舶チャーターによるメモリアルクルーズは25万円前後が相場ですが、合同乗船によるメモリアルクルーズは、一人あたりの費用になります。毎月合同メモリアルクルーズを運航しているブルーオーシャンセレモニーでは、参加費用は一人あたり2万円となっています。

■ヘリコプター(空中)散骨

ヘリコプターの運航費用は、飛行する距離によって大きく変動します。目安として、離陸から着陸までの飛行時間が1時間以内であれば50万円前後が相場となっています。

散骨の備品・準備にかかる費用

・粉骨

海洋散骨をおこなうためには、ご遺骨を粉末化する必要がありますが、粉骨費用が散骨費用に含まれる場合と、別途必要な場合がありますので確認しましょう。

ご遺骨1柱の粉骨にかかる費用の相場は、薬剤処置や水溶性の紙袋の料金も含めて3万円です。

また、ご遺骨を直接事業者に持ち込む場合と、事業者が自宅に引取りに来る場合では料金が変わります。

引取りの場合は距離によって「訪問引取り料」が発生します。

・洗浄、乾燥費用

墓じまいなど、墓地に埋葬された遺骨を取り出して散骨する場合は、遺骨の状態によっては、そのまま粉骨機にかけることができないため、遺骨を洗浄し、乾燥させる必要があります。

洗浄・乾燥の相場は1柱につき15,000円です。洗浄と乾燥で費用を分けている事業者もありますので確認が必要です。

・献花

海洋散骨に使用する花びら(フラワーシャワー)は、散骨プランに含まれている場合もありますが、希望する花を追加したり、祭壇や献花をオプションで注文することも可能です。

祭壇が設置できる船舶・海域は限られていますが、相場費用としては、3万円~10万円程度となっています。

・手元供養

故人の遺骨を少量、手元に遺して供養することを「手元供養」といいます。すべての遺骨を散骨してしまうと寂しい、散骨をしても故人を身近に感じていたいという理由で、手元供養品を選択する方も多くいらっしゃいます。

商品によって費用は変わりますが、納骨型のアクセサリーやミニ骨壺で3万円から5万円のものが人気です。

また、ダイヤモンドやレイセキなど、遺骨を加工するタイプの手元供養品は、納骨タイプよりも高価です。

海洋散骨に関するお問い合わせは「ブルーオーシャンセレモニー」へ

海洋散骨の費用について、より詳しく知りたい方はブルーオーシャンセレモニーにお問合せ下さい。

■サポートが充実

経験豊富な専属の散骨コーディネーターが複数在籍しており、一人ひとりのお客様を丁寧にサポートいたします。

「散骨コーディネーター」という職種は、ブルーオーシャンセレモニー独自のプロフェッショナルの呼称です。葬祭業などで多くの経験を積んだスタッフを中心に、チームでお客様の対応をおこなっています。

■体験クルーズで散骨を体験できる

海洋散骨は、ほとんどの方にとって、はじめての経験です。

ブルーオーシャンセレモニーでは、「散骨とはどのようなものか?」と疑問をお持ちの方のために、毎月「散骨体験クルーズ」を実施しています。実際に散骨をおこなう船舶で、実際と同じ海域に向かい、疑似セレモニーを体験していただきます。

船上でさまざまな質問や相談に応じていますので、迷っておられる方は一度体験されることをおすすめいたします。

■全国対応

ブルーオーシャンセレモニーでは、自社船舶で運航している東京湾のほか、北海道から沖縄まで、全国の海域で海洋散骨を実施しています。

チャーター散骨だけでなく、合同散骨や代行散骨をおこなっているエリアもあります。費用は海域によって変わりますので、詳しくはお問合せください。

まとめ

海洋散骨の費用について解説いたしました。相場は、あくまでも目安であり、原油価格の高騰などによって、変動することもあります。

散骨の業者やプランを検討する際は、単に費用だけを見るのではなく、費用の中に含まれているものやサービス内容をよく調べて比較検討しましょう。

ネットだけの情報で判断せず、直接問い合わせて説明を聞くことをおすすめします。

ブルーオーシャンセレモニーでは、自社船舶で運航している東京湾のほか、北海道から沖縄まで、全国の海域で海洋散骨を実施しています。

チャーター散骨だけでなく、合同散骨や代行散骨をおこなっているエリアもあります。費用は海域によって変わりますので、詳しくはお問合せください。

お気軽にご相談ください (24時間受付)

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