お墓はいらない?さまざまな供養・納骨の方法 をご紹介!

お墓はいらない?さまざまな供養・納骨の方法 をご紹介!

2023/06/19

「お墓はいらない」「お墓に入りたくない」という声が年々聞かれるようになりました

ひと昔前までは、亡くなったらお墓に入ることが当たり前でしたが、それが今、当たり前ではなくなってきています。

お墓はいらないと言う人が増えているのは、どのような理由が背景にあり、従来のお墓に代わってどのような選択肢があるのでしょうか?

近年、お墓がいらなくなっている

■継承者がいない

お墓の維持が難しくなっている理由として、一番に挙げられるのが、お墓の継承問題です。

日本の少子化は社会問題にもなっていますが、自分の死後、お墓の面倒を見てくれるお子様のいらっしゃらない世帯も多く、先祖代々のお墓や自分の入るお墓を維持管理していくのが難しいというお悩みを持つ方は増えています。

■お墓の価格が高い

自分の入るお墓が決まっていない場合は、埋葬するためのお墓を用意することになりますが、一からお墓を求めるとなると、高価な買い物になります。

2021年の調査によりますと、一般墓の平均購入価格は、169万円でした。
(鎌倉新書「お墓の消費者全国実態調査」より)

現在は、一般墓よりも安価な選択肢がありますので、価格の面でお墓を敬遠する方々もいらっしゃいます。

■お墓に対する価値観の変化

そもそも、日本のお墓は、「家」を一つの単位として、祭祀継承者(一般的には長男の家)が継承していくシステムになっているため、次男、三男は分家として別の墓を建立し、結婚した女性は実家の墓ではなく結婚相手のお墓に埋葬されるのが一般的です。

しかし、現在の家族のあり方は変化し、多様化しているため、明治時代からの「家制度」の伝統を残しているお墓の承継システムが時代の価値観に合わなくなってきているという側面があります。

現代の女性は、家に嫁いだという感覚がなく、核家族のため、結婚相手の両親と住まいを共にすることがなく、一緒のお墓に埋葬されることに抵抗感のある方も多いでしょう。

離婚をしたり、シングルの方も増えている中で、私たちは家制度の伝統や宗教に縛られない多様な埋葬の選択をすることが出来るようになりました。

■墓じまい

「お墓はいらない」と考える方の中で、「墓じまい」を選択される方も年々増えてきています。

・墓じまいとは?

既存のお墓に埋葬されている遺骨を取り出して、墓石なども撤去し、文字通り「墓をしまう」ことです。

墓地の区画を更地にして、霊園に返すことが本来の「墓じまい」ですが、お墓に埋葬されている遺骨を一部だけ取り出すケースもあります。

・主な流れ

墓じまいを決めたら、まずは埋葬されている遺骨の行先を決めます。

納骨堂や永代供養墓など、他の埋葬先に遺骨を移す場合は、「改葬」の手続きとなり、役所に「改葬許可証」の発行を依頼します。

海洋散骨を選択する場合は、「改葬」とは別の手続きになります。

書類の手続きと同時に、遺骨を墓地から取り出し、墓石の撤去工事をおこなう段取りについて、石材業者と打合せをします。

寺院墓地の場合は、お寺に相談し、閉眼供養をおこないます。

墓じまいの手続き、遺骨の取り出し、墓石の撤去など一連の流れは、まずは霊園(または寺院)に相談しましょう。

納骨する方法

■納骨堂

納骨堂とお墓の違いですが、納骨堂は、お墓と違って、お骨を納めるためのロッカータイプの施設で、たいていは期間が決まっていて、いつでも取り出せるのが特徴です。

納骨堂に安置できる期間は、3年、7年、13年、33年など、その寺院、施設などによって違います。
契約期間を過ぎたお骨は、納骨堂から取り出されて合祀されます。

■永代供養墓

最近よく効く「永代供養」墓とは、墓地の管理者によって永続的に供養をしてもらえるタイプの墓地のことを言います。

お墓の継承者問題を解決するため、近年急速に広まっています。

納骨堂は、大きな定義でいうところの永代供養墓の一つであると言えます。

永代供養墓には、納骨堂のほかにも最初から合祀される合葬墓タイプのものや、屋外の樹木葬も永代供養墓の一つの種類です。

宗教・宗派を問わず、継承者を必要としないことが特徴です。

供養する方法

■散骨

・海洋散骨

墓じまいや、お墓から取り出したお骨をどこかへ納骨するのではなく、海に散骨をする方々も増えています。

お墓に長く埋葬されていたお骨を取り出して散骨するためには、お骨の状態によっては、洗浄し乾燥するする必要があります。

通常の海洋散骨よりも追加費用と時間がかかりますので、とくにお骨が複数ある場合などは、余裕をもって準備を進めましょう。

 ■樹木葬

樹木葬とは、墓地と決められた場所にお骨を埋葬し、墓石の代わりに樹木を植えるタイプの供養方法です。

海外では、墓地の中に散骨ができるエリアがあるところも多いですが、日本の墓地では、お骨は土の上に撒かず、粉骨された状態で地中に埋葬するのが一般的です。

樹木葬と一言で言っても、さまざまなタイプがありますので、まずは現地を見学に行くことをおすすめいたします。

■手元供養

手元供養とは、お骨を手元に置いて供養することを言います。

墓地や納骨堂への埋葬や収蔵、そして散骨などを選ぶ方が、お骨の一部を手元供養として遺すケースのほかに、すべてのお骨を手元で供養する方法もあります。

そもそも遺骨は、必ず墓地に埋葬しなければならないという決まりはなく、自宅で供養することも可能です。

最近は、骨壺が丸ごと収蔵できる家庭用の仏壇も販売されています。

また、遺骨で作るタイヤモンドは、300グラムから400グラムの遺骨を必要としますが、すべての遺骨を預けてダイヤに加工してもらうということも可能です。

海洋散骨に関するお問い合わせは「ブルーオーシャンセレモニー」へ

・3つのプランから選べる

ブルーオーシャンセレモニーでは、お客様のニーズに合わせて、チャーター、合同、代行の3つのプランをご用意しております。

それぞれのプランには、メリットとデメリットがございますので、最適なプランをご検討ください。

詳しくは、コーディネーターがご相談に応じてご提案差し上げます。

・体験クルーズで散骨を体験できる

海洋散骨は、ほとんどの方にとって、はじめての経験です。

ブルーオーシャンセレモニーでは、「散骨とはどのようなものか?」と疑問をお持ちの方のために、毎月「散骨体験クルーズ」を実施しています。

実際に散骨をおこなう船舶で、実際と同じ海域に向かい、疑似セレモニーを体験していただきます。

船上でさまざまな質問や相談に応じていますので、迷っておられる方は一度体験されることをおすすめいたします。

・散骨コーディネーターが丁寧にご対応

「散骨コーディネーター」という職種は、ブルーオーシャンセレモニー独自のプロフェッショナルの呼称です。

葬祭業などで多くの経験を積んだスタッフを中心に、チームでお客様の対応をおこなっています。

年間600件以上の散骨施行件数を対応しているコーディネーターが一人ひとりのお客様を丁寧にサポートいたします。

散骨だけでなく、墓じまいや、納骨堂、樹木葬などの相談も受けておりますので、お気軽にお問合せください。

まとめ

一般のお墓はいらない、という声がなぜ聞かれるのか、そして、一般墓に代わる様々な納骨や供養の方法を紹介しました。

近年、従来のお墓に代わる様々な選択肢が生まれてきています。

後悔やトラブルなく最適な方法を選ぶためには、

・実際に現地に足を運んでみる(施設の見学や散骨体験クルーズなど)

・元気なうちに行動する

・家族や親族など、関係する人と、納得いくまでよく話し合う

ことが大切です。

お気軽にご相談ください (24時間受付)

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