福岡での海洋散骨〜自然豊かな環境で故人を偲ぶ〜
2024/10/23
近年、新しい供養の形である海洋散骨が注目されています。「亡くなった後は自然に還りたい」「大好きだった海で眠りたい」という故人の願いや、墓地の維持が困難な事情から海洋散骨が選ばれている状況です。
なかでも福岡は、その美しい海岸線と豊かな自然環境が、海洋散骨の理想的な場所として人気を集めています。
本記事では、海洋散骨の概要やメリット・デメリット、福岡で実施する魅力などについて解説します。福岡での具体的な海洋散骨プランも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
海洋散骨とは?
海洋散骨とは、火葬後の遺骨を粉末化し、海に散布して自然に還す埋葬方法です。主に船舶で沖合に出て行う方法と、ヘリコプターなどを使用して上空から散布する方法があります。
海が好きだった方が自ら「遺骨は海に還してほしい」と希望するケースや、墓地の取得・管理が困難な場合などに海洋散骨が選ばれます。
大正時代以降の日本では、火葬後に遺骨を骨壺に納めてお墓に埋葬するのが一般的でした。近年では多様化が進み、散骨にも注目が集まっています。
海洋散骨は福岡でできるのか?
「墓地、埋葬等に関する法律」により、墓地以外の場所に遺骨を埋葬することは禁じられています。ただし、散骨自体には禁止規定がなく、違法性はないとされています。
とはいえ、海であればどこに散骨してもよいというわけではありません。民家や商業施設、漁場、海水浴場などの近くは避けたほうが無難です。通常は沖まで船舶で行って散骨します。
船を持っている方や知人の船に乗せてもらえる方は、自分で散骨することも可能です。ただし、厚生労働省の「散骨に関するガイドライン」を参考に、十分注意して行う必要があります。
海洋散骨を福岡で行うことは可能ですが、トラブルを避けるためには、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。
海洋散骨を福岡で行う魅力とは?
福岡で海洋散骨を行うことは、心からの故人の供養となります。海洋散骨を福岡で行う魅力は次の通りです。
・風光明媚な美しい海に遺骨を還せる
・供養方法の中では費用が比較的安価
・交通網が発達していてアクセスが良い
・故人を偲ぶ旅と組み合わせられる
福岡には多くの観光スポットがあり、海洋散骨と観光を組み合わせた散骨ツアーを提供している業者も存在します。故人との思い出を振り返りながら、新たな思い出を作る機会としても最適です。
「えんの旅」では、福岡での海洋散骨に関する各種手配を承っております。お気軽にお問い合わせください。
海洋散骨のメリット
海洋散骨の主なメリットは、以下の3点です。
(1)埋葬費用が抑えられる
お墓を建てる場合や納骨堂に遺骨を安置する場合と比べ、海洋散骨にかかる費用は少額です。また、お墓を建てる場合は開眼供養などの儀式を執り行うため、お布施も必要になります。
加えて、お墓の維持には年間管理費が必要です。一方、海洋散骨であれば散骨時の費用のみで済みます。
(2)遺族の負担を軽減できる
お墓を維持していくためには、家族の誰かが継承者となり、管理しなければなりません。また、費用負担だけでなく、掃除やお墓参りをする必要もあります。
海洋散骨であればお墓の継承や維持管理の問題から解放されるため、遺族の負担が軽減できます。
(3)環境負荷が少ない
海洋散骨は遺骨を自然に還すため、地球環境に与える負荷が少ない供養方法の一つといえます。
海洋散骨のデメリット
海洋散骨の主なデメリットは、以下の3点です。
(1)散骨後は遺骨を取り戻せない
すべての遺骨を海に散骨してしまうと、あとになって考え直しても遺骨は取り戻せません。こうした状況を避けるために、あらかじめ遺骨を分骨して一部を手元に残す「手元供養」という方法もあります。
手元供養であれば、遺骨をミニ骨壺に納めて自宅に安置したり、ペンダントやブレスレットなどのアクセサリーの中に納めて身に着けたりすることが可能です。
(2)お墓参りがしづらい
伝統的なお墓がある場合は、一周忌、三回忌、お盆などの節目にお墓参りをします。海洋散骨ではそのようなお墓参りはできませんが、散骨した海域に船で訪れ、お参りすることが可能です。
(3)家族や親族からの理解が得られない場合がある
海洋散骨は比較的新しい供養方法であるため、家族や親族からの理解が得られないこともあります。
特に既存のお墓がある場合、その管理方法について検討が必要です。のちのトラブルを避けるためにも、事前に関係者間で十分に話し合うようにしましょう。
福岡で海洋散骨ができるエリア
ブルーオーシャンセレモニーでは、福岡を含む全国各地で海洋散骨サービスを提供しています。お客様のご希望や予算に応じて、最適な散骨エリアをお選びいただけます。
博多湾
博多湾は、季節風や潮流の影響が少なく、穏やかな水面が特徴です。博多湾で海洋散骨を行う場合、波の穏やかな状況の中、故人様とのお別れの時間を静かに過ごせます。
博多湾での海洋散骨では、西福岡マリーナから出航し、約20分で散骨ポイントに到着します。
ブルーオーシャンセレモニーの博多湾における海洋散骨エリアはこちらからご確認いただけます。
門司
九州と本州を結ぶ門司は、古くから交通の要所として発展してきました。現在は「門司港レトロ」として人気の観光地となり、明治から昭和初期にかけて建築された歴史的建造物などを見学できます。
海洋散骨は門司港桟橋(マリンゲートもじ)から出航し、関門橋近くで散骨します。観光船を利用するため、大人数でのお別れも可能です。
ブルーオーシャンセレモニーの門司における海洋散骨エリアはこちらからご確認いただけます。
ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨プラン
ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨プランは、エリアによって異なります。詳しくは全国の散骨MAPにてご確認ください。ここでは、福岡エリアで選択可能なプランをご紹介します。
チャーター散骨プラン
船を貸し切って行う海洋散骨プランです。ご家族や親しい方々だけで、ご希望の日時に心ゆくまで故人様とのお別れの時間を過ごせます。
故人様が望んだ形で、プライベートな時間と空間の中で心穏やかに散骨を行える点がチャーター散骨プランの魅力です。料金は30万円〜50万円が目安です。
合同乗船散骨プラン
複数の家族がクルーザーに乗船し、乗り合いで行う海洋散骨プランです。同じ想いを持つ方たちと一緒に、温かな雰囲気の中で散骨を行いたい方に適しています。散骨ポイントでは、一組ごとにお別れの時間が設けられています。
すでに決まっている日程の中から予約する形式となっているため、スケジュールの自由度は低いものの、費用相場は16万円〜19万円とリーズナブルです。
代行委託散骨プラン
代行散骨は、遺族に代わって専門業者が海へ散骨を行う方法です。
「故人を自然に還したいけれど、都合がつかない」「体調が悪くて乗船できない」という方でも、安心してご利用いただけます。
代行散骨の費用相場は5万円〜10万円です。チャーター散骨や合同散骨に比べて費用を抑えられる点がメリットです。
セレモニーを彩るオプションもご検討ください
ブルーオーシャンセレモニーでは、以下のとおり散骨プランに合わせた多彩なオプションサービスを提供しています。
・粉骨サービス
・手元供養
・フラワーボックス
・フォトブック
これらのオプションを利用することで、故人との最後の時間をより思い出深いものにすることが可能です。
粉骨サービス
散骨では、ご遺骨を2~3mm以下の細かい粉末にする必要があります。
ブルーオーシャンセレモニーでは、お客様の希望に応じて以下の2種類の粉骨サービスを提供しています。
1.当日立ち会える「立会い粉骨サービス」
粉骨の様子を見守りたい方や、ご自身の目で確認したい方におすすめのサービスです。店舗にて粉骨作業を行い、その日のうちにお持ち帰りいただけます。
なお、散骨を行わず粉骨のみのご依頼も承っています。海洋散骨を実施しない「粉末化のみ」の場合、立会粉骨料は55,000円(税込)です。
2.ご自宅で安心「訪問引取サービス」
ご家族だけで故人を見送りたい方や、移動が困難な方におすすめです。ご自宅にお伺いし、ご遺骨を粉末化します。
手元供養
「大切な人の遺骨をすべて手放したくない」という気持ちを抱く方も多いでしょう。
ブルーオーシャンセレモニーでは、そのような想いに寄り添い、大切な人といつまでも繋がれる手元供養アイテムを多数用意しています。
例えば、以下のような手元供養アイテムを取り揃えています。
・リング
・ミニ骨壺
・ペンダント
・メモリアルストーン
・メモリアルダイヤモンド
「大切な人との絆をいつまでも大切にしたい」という想いをお持ちの方におすすめです。
フラワーボックス
故人が生前好きだった花や、思い出のシーンをイメージしたフラワーボックスを用意することで、散骨セレモニーをより温かく、心に残るものにできます。
通常プランの花びらに加え、ご希望の花をアレンジすることも可能です。故人との最後の時間を、より温かい気持ちで過ごせます。
フォトブック
「故人との最後の時間を、写真としていつまでも残しておきたい」と願うご家族の想いを、ブルーオーシャンセレモニーが叶えます。
当日は、数多くの海洋散骨を手がけてきた経験豊富なスタッフが、散骨セレモニーの瞬間を写真に収め、高品質な写真やアルバムに仕上げてお届けします。
ご家族でゆっくりと写真を見返すことで、故人との思い出をいつまでも鮮やかに心に留められることでしょう。
福岡で海洋散骨をするときの注意点
福岡で海洋散骨を行う際には、以下の4つの注意点を踏まえることが大切です。
・散骨のガイドラインや指針の遵守
・周辺環境や近隣住民への配慮
・海洋散骨業者の信頼性と実績の確認
・誠実で信頼できる業者の選定
それぞれの注意点について詳しく解説します。
散骨のガイドラインや指針の遵守
散骨を行う際は、散骨に関するガイドラインや指針を遵守することが大切です。
厚生労働省が制定した「散骨に関するガイドライン」は、散骨が関係者の宗教的感情に適合し、公衆衛生等の観点から適切に行われることを目的としています。海洋散骨の場合、海岸から一定の距離以上離れた海域で行うことなどが定められています。
また、一般社団法人日本海洋散骨協会では、海洋散骨をおこなう事業者が守る独自のガイドラインを作成し、自主規制をおこなってきました。
本ガイドラインでは、「人が立ち入ることができる陸地から1海里以上離れた海洋上のみで散骨を行う」といった内容が記載されています。
周辺環境や近隣住民への配慮
散骨場所を選ぶ際には、近隣住民、観光客、漁師などへの配慮が欠かせません。民家や商業施設、漁場や養殖場、海水浴場などの近くは避けたほうがよいでしょう。配慮を欠いた散骨は、トラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。
適切な散骨エリアの選定には、専門業者のアドバイスを受けることをおすすめします。
海洋散骨業者の信頼と実績の確認
海洋散骨業者を選ぶ際は、その業者の実績や顧客からの評価を十分にリサーチすることが重要です。
経験豊富な業者の場合、トラブル発生時のノウハウを持っているため、安心感があります。また、顧客満足度の高い業者であれば、大切なセレモニーを安心して任せられるでしょう。
誠実で信頼できる業者の選定
海洋散骨を行うにあたって重要なポイントは、ご家族が納得して、心を込めて故人とお別れできることです。
そのため、心を込めて供養してくれる誠実な海洋散骨業者を選ぶことが重要です。散骨方法やセレモニーの内容について、複数の業者から情報を得て比較検討しましょう。
まとめ
福岡は美しい海の自然に恵まれ、遺骨を還すのに適しているだけでなく、全国各地からのアクセスもよいため、海洋散骨エリアとして高い人気を誇っています。
故人の供養を心に残るものにするためにも、信頼と実績を兼ね備えた海洋散骨業者を選び、散骨を行うことをおすすめします。
ブルーオーシャンセレモニーは、日本海洋散骨協会の加盟事業者でもある海洋散骨会社です。これまで5,000件以上の海洋散骨の施行実績を持ち、多くのお客様と信頼を積み重ねてきました。
信頼と実績を兼ね備えた海洋散骨業者をお探しの場合は、ぜひ一度ブルーオーシャンセレモニーにお問い合わせください。