2012年グッドデザイン賞を受賞した新感覚の仏具たち

2012/11/26

11月最後の三連休、皆さまはどのように過ごしましたか?

私たちは、9月から毎週末続いていたお仕事が珍しく入っておらず、久々にゆっくりできました。
取引先の手元供養のメーカー様が、今年のグッドデザイン賞を受賞されたということで、招待券をいただきまして、東京ビッグサイトで3日間開催されていた受賞作品の展示会に足を運んで参りました。
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車、家具、ありとあらゆる生活用品、工業製品などのほか、建築物や、地域貢献や社会貢献に役だったプロジェクトなども「デザイン」という切り口で発表されていて、非常に面白かったです。
ちなみに、今年のグッドデザイン賞の金賞は、福島に建設された木造の仮設住宅や、ナイキの編みこみで作られた超軽量ランニングシューズ、モバイルアプリケーションの「LINE」などが受賞されていました。
さて、このように非常に幅広いジャンルの中から、私たちが関わっている「供養」に関する製品としては、以下の3点が本年のグッドデザイン賞を受賞し、展示されていました。
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ミニ骨壺「シンプルモダン」 株式会社メモリアルアートの大野屋
私たちが販売させていただいているミニ骨壺の中でも、一定の売れ行きのある商品です。 デザイン性という意味では、ほかにもステキなものはたくさんあるのですが、値段がお手頃で、色のバリエーションが多いこと、小さいながらも真鍮製でずっしりと重量感があること、蓋がネジ式でしっかり閉まるため、万が一倒れても中身が飛び出したり割れたりしないので安全で安心なこと、などがウケているのだと思います。
ただ、以前は9,975円(税込)だったのが、15,750円(税込)に値上げされたので、「価格がお手頃」というバリュー感は、若干減りましたが・・・
メーカーさんの説明によると、製造原価の上昇によるものだということです。
いずれにしても、リーズナブルではありますので、今回の受賞を機にまた売れるのではないかと思います。

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新世紀位牌「優徳」シリーズ 株式会社こもりコーポレーション
お位牌を普段見慣れていない人にとっては、どのあたりが「新世紀」でグッドデザインなのか、ピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、この商品は、たしかに従来のデコラティブなデザインの位牌に比べてシンプルで、現代のモダンな仏壇にもマッチするように作られています。
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供養・祈りのための家具(仏壇)「いのりのおうち」 株式会社インブルームス

ジュエリー感覚のチタン製ペンダントシリーズなど、いつもデザイン性と機能性で群を抜いているインブルームス様の初受賞です。

審査員のコメントを紹介いたします。
仏間はもちろん和室すらなくなっている現代の住居において、故人の御霊をどのように奉るかというのは、新たな課題である。できれば、それがインテリアの新たな魅力ポイントの一つになるとよい。この家具は、単に仏壇をミニチュア化したものではなく、新たな祈りの場のかたちを提案しようとしている。家を暗示させる形や、後ろ面が透けていることにより広がり感を感じさせるなど、新しい提案が見られる。故人が「千の風」となって宿り来たるような爽やかさを感じさせるデザインである。】
私たちが散骨をはじめたときからインブルームスの製品を取り扱わせて頂いておりますが、彼らが世に送り出すモノには、一貫した「哲学」を感じます。

彼らが5年ほど前に立ち上げた、現代供養.comというサイトで散骨を紹介していただいた時から、変化するライフスタイルに伴い、供養の仕方も「わたしらしく」「あのひとらしく」変化する。でも形が変わっても、心は変わらないんだよ。というメッセージを感じ、共感してきました。

この受賞をきっかけに、さらに新しい供養のかたちを世の中に提案されていくと思いますので、とても楽しみです。
ミニ骨壺など、私たちは仕事がら見慣れているものですが、会場に観に来ている若い人達は、とにかく「わー何これ?」と珍しがっているのが新鮮でした。
「終活」という言葉が今年の流行語大賞にノミネートされているそうですが、お葬式のことだけでなく、その後の供養のことまで、こういった選択肢があるということを多くの皆さまに知っていただきたいと思います。

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