【海のお墓参り】2012年 秋の合同メモリアルクルーズ

2012/09/22

今年の夏は、本当にいつまでも残暑が厳しかったですね!
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、9月のお彼岸を迎えて、やっと少し過ごしやすくなったようです。
9月22日(日)秋分の日、一年でもっとも楽しみな、「合同メモリアルクルーズ」を運航しました。
今まで散骨をお世話した皆さまとの船上での再会。
とっても楽しみで、前日は一人一人のお顔を思い浮かべながら船で食べるお菓子を買いに行き、ついつい買い過ぎてしまいました。

今回は、値段を大幅に下げたこと、今年に入って散骨される方が増えていることが影響し、キャンセル待ちが出るほど多くのお申込みをいただきました。

一組ずつデッキでご供養の時間を取るには、これが限界だろう、という、14組24名様のご乗船です。

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14個の花かごは並べると綺麗ですね! 今日は、紫色のグラジオラスがポイントです。
お天気にも恵まれました!

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散骨ポイントに到着。
一組ずつ後部デッキでゆっくりとご供養の時間を取っていただきます。
皆さま、故人の好きだった飲み物、故人が吸っていた葉巻、朝、にぎってきたおにぎり、ぼたもち、などなど、色々なものを持っていらっしゃいました。

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中には、お手紙を書いた水溶紙で、鶴を折って流す方もいらっしゃいました。

その後、全員でスカイデッキに上がり、いつものように鐘の音にあわせて黙祷を捧げます。

今回は、人数が多く、皆様に肩を寄せ合うように座っていただいたため、お隣同士の会話があちらこちらで活発に繰り広げられていました。 日時は違えど、同じ場所で散骨をおこなった皆さまが積極的にコミュニケーションを取り合ってくださり、交流が生まれていることが、新しい現象で、また素晴らしいことだと思いました。

大切な人を亡くしてしまった哀しみを共にもつ人たちが、半年に1回、同じ船に集まることで少し元気を取り戻していただいたり、これまでの日常生活をちょっと離れて、故人を身近に感じていただく機会になればよいなと思います。

それから、様々な事情で代行委託散骨を選択し、散骨の際はご乗船されなかった方が、合同メモリアルクルーズにご乗船されるケースが増えてきたことも新しい現象です。

今回、3年前に代行委託散骨をおこなった方が、遠方からわざわざ故人の眠る海にお参りするために来てくださいました。

はじめて船に乗り、生前のご主人の思い出を語った彼女から、お礼状が届きました。
「船上の鐘の音冴えて秋の空
 夫の遺霊に散華の波」

さらっと一句詠んであり、とても素敵なハガキでした。

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ご乗船いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
残念ながらご乗船いただけなかった皆さま、本当に申し訳ございません。
次回、来年の3月の合同メモリアルクルーズは、2便運航にいたしますので、ぜひまたお申込みいただき、皆さまの元気なお顔を拝見するのを楽しみにしております。

これから日に日に気温が下がってまいりますので、どうぞお身体ご自愛してお過ごし下さい。

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