震災の爪跡そしてイルカウォッチング!銚子沖海洋散骨

2012/05/11

先月、千葉県銚子沖で海洋散骨をおこないました。その報告です。

出航場所は、銚子マリーナ。
村田船長にとっては、かつて、カジキ釣りのトーナメントで2年連続入賞したという、思い出の地です。

震災前は、このような場所でした。(YAMAHA発動機「マリーナ百景」より)
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しかし、昨年の3月11日以降、景色は様変わりしてしまいました。

今回、私たちが訪れたのは、震災から一年以上経った4月末でしたが、ご覧のように桟橋は復旧しておらず、たくさんあったヨットもボートも、ひとつも海上には見られませんでした。
まさに壊滅状態・・・目の前の現実に、言葉を失います。
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今回、散骨に使用した船舶、フリッパー号。
イルカウォッチング用の観光船で、国と自治体の補助金によってこの4月より新しい桟橋が完成し、営業を再会できたということです。
護岸のフェンスなども、やっと最近整ったそうです。
画面左奥の建物は、千葉科学大学。6メートルの津波によって、大学のエントランスまで船が流されてきたということです。
フリッパー号の船長は、沖へ逃げて助かったものの、買ったばかりの送迎用マイクロバスが流されて、現在はローンだけを払い続けている・・・そんな話を聞きながら、ご乗船されるご遺族をお迎えする準備をしました。
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皆さまご乗船され、出航!
海況も天候も、まずまずということで、「今日はイルカが見られかも!」と期待は高まります。
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同乗していたガイドの方が「左手にスナメリが!」
あまりの速さに、写真が撮れませんでした。。。しかし、二回ほど船の真横を泳いでいくのが見えました!
ちなみに、「スナメリ」とは、沿岸によくいる小型のイルカのことです。
これから夏にかけて、100頭ぐらいの群れが銚子沖で見られるそうです!
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散骨ポイントに到着。
献酒、そして散骨。続いてたくさんの生花を大海原に手向けました。
故人のゆかりの地である外房を眺め、皆で黙祷。
海の色は深い、深い藍色でした。

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故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして、ご縁のあった銚子の方々にも、何か力になれることはないのか、考えております。
やはりこのゴールデンウィークも、観光客は戻ってきていないといいます。

これから夏にかけて、イルカウォッチング、そして秋になると、船と同じ大きさのクジラウォッチングが楽しめるということ、意外と知られていないのではないでしょうか?

犬吠埼など、見所もたくさんありますし、日本一の漁獲高を誇る銚子港の獲れたてのお魚は本当においしいです! この夏の一泊旅行に、いかがでしょうか?

最後に、船を降りた後に皆さんでお世話になった「いたこ丸」さんをご紹介します。
今朝獲れたという鮮魚の定食と干物のおみやげ、オススメです!
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