福岡で日本海洋散骨協会主催の海洋散骨アドバイザー検定が開催されました。「宗教からみた散骨」というパートで、本来ご登壇されるはずだった方のピンチヒッターとして、真言宗豊山派・東京都奥多摩町長福寺の増澤住職が急遽お越しになり、ご自身の海洋散骨の体験を中心にお話下さいました。
増澤住職は、5年以上前に、墓じまいを選択した檀信徒さまの海洋散骨に立ち会ってからのご縁により、これまで「僧侶のための海洋散骨体験クルーズ」も含めて、ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨に4回ご乗船されています。はじめに散骨を選択された方とは、今も檀家としてのお付き合いがあり、昨年、7回忌の法要を済ませたとのこと、2番目に散骨をされた方に、「海」という字の入った戒名をお授けするまでのいきさつ、3番目に散骨をされた方からは、その後も仏事のご相談を継続して受けておられ、先日ご自宅に棚経に伺ったこと、など、散骨を選択された方々との仏縁のエピソードの数々に、お一人お一人のご家族のお顔を思い浮かべながら、とても感慨深くお話を拝聴しました。一方で、僧侶の仲間からは「拝んでしまったのですか」「地雷を踏んでしまいましたね」という言葉を当時、投げかけられたこと、お坊さんが一番心配していることは？といった本音のお話もお伺いでき、とても考えさせられる内容でした。
海洋散骨アドバイザー検定、次回は2月3日（土）13時より、東京・銀座で開催されます。
宗教者、法律家、海事代理士、そして実際に散骨を体験された遺族のお話など、さまざまな側面から海洋散骨をテーマに学ぶ機会です。次回も、当社スタッフが受検する予定です。
誰でも受検可能とのことですので、ご興味ある方は、ぜひ受検をご検討されてみてはいかがでしょうか？