散骨 de ECO

わたしたちの生命の源といわれる海。
多くの海洋資源を与えてくれる海。散骨をした大切な人が眠る海。
その海が、汚染されていると知ったら?
ブルーオーシャンセレモニーでは、日ごろ恩恵に預かっている東京湾の水質環境の現状をひとりでも多くの方に知っていただき、次世代へ綺麗な海を残していきたいと考えております。

東京湾の水質は、高度成長期の1950年代頃から、工場排水や生活排水により、急速に悪化していきましたが、近年、工場の排水規制や下水道の普及などによって大幅に改善されてきています。 しかし、多摩川から江戸川河口部にかけての東京湾内湾の水質について、COD(化学的酸素要求量=過マンガン酸カリウムなどの酸化性物質が,水中の有機物を二酸化炭素や水などに分解するために必要な量。 この値が大きいほど海は汚れていることになります。)を調べたところ、1980年までは年々改善されましたが、その後は、あまり変わらない状況です。 また、依然として、水温の上昇する夏場を中心に、赤潮(植物プランクトンの異常発生)、青潮(ヘドロの分解によって生まれた貧酸素水の固まりが海面に上昇)が発生しており、その頻度は減っていません。

環境庁の平成11年調査によると、汚染原因の割合は、生活排水が68%、産業排水が21%、その他が11%となっています。
わたしたちの生活が、東京湾を汚す原因になっているのです。わたしたちの流す排水には、生物に必要な栄養塩といわれるチッ素・リンが多く含まれます。
東京湾ではこの栄養塩が多すぎて、春から夏にプランクトンが増えすぎてしまうため、様々な問題がおきてしまうのです。 わたしたちの生活の何が、栄養塩を出しているのでしょう。
そのほとんどは、風呂、台所、トイレ、洗濯などですが、特に台所での料理・残飯からはたくさんの栄養塩が出ています。
これらの排水は下水処理場や浄化槽で綺麗にしますが、バクテリア分解に頼る下水処理場では排水に含まれるリンを50%しか処理できず東京湾に流してしまっています。
また、東京の下水道は合流式といって、雨水と汚水が一緒になって処理場に入るため、 台風や集中豪雨時には、処理しきれない汚水が雨水とともに、そのまま東京湾に放流されていることも大きな問題となっています。

大切な人を散骨した海が汚染されている現状を知り、わたしたちに何かできることはないのか?考えの出発点は、そこでした。 まず、海に散骨をおこなうこと自体は、地球環境にどのような影響を与えるでしょうか? お墓に埋葬することに比べると、自然に還すという行為は地球に優しいといえます。また、遺灰を撒くことは水質汚染にならないのか?という疑問に対しては、透明度の低下が著しかった北海道の洞爺湖の水質が有珠山の噴火により降り注いだ火山灰で綺麗になったといわれるように(Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/洞爺湖)参照)、むしろ汚染された水を浄化する作用があるのではないか、という説もあります。ただし、人間一人分の遺骨はパウダー化すると、一般的な小麦粉の袋ぐらいのサイズになりますので、いずれにせよ大きく影響することはないといえます。 わたしたちが故人のご遺骨をお包みする紙は、地球環境に優しい水溶性のものです。ご遺骨と一緒に海に撒くものは、自然に還るものに限定しており、できるだけ海を汚さないように配慮しております。 さて、生活排水が海を汚すもっとも大きな原因ということですので、普段わたしたちの生活の中で海の水質改善につながることがあるのではないでしょうか?もっとも海を汚す原因は台所の排水です。「残り物や油は流さない」「洗剤を使いすぎない」「お米のとぎ汁を流さない」この3つを各家庭で心がけるだけでも随分と変わるようです。そして、下水の総量を減らすために大事な「節水」。お風呂、洗濯など、水を節約するだけで経済的かつ地球に優しい行為になります。 東京都庁で流した下水は1時間足らずで下水処理施設に流れ込み、約15~20時間かけて東京湾へ排出されます。わたしたちの使う水は、次の日には海に流れ出ているということを意識してみましょう。

先にも述べましたように、わたしたちは、海洋散骨自体が地球環境に優しい行為だと考えており、環境に十分配慮した形でのセレモニーをおこなっています。
クルーズ中のゴミは極力減らし、船のキッチンからの排水も海を汚さないように配慮しております。 また、東京湾の水質汚染の現状を、より多くの方に知ってもらうため、NPO法人遊んで学ぶ環境と地球倶楽部(http://enjoy-eco.or.jp/)と協力し、東京港エコツアークルーズを実施したり、護岸清掃活動をおこなっております。 東京湾の環境保全活動として、水辺に打ち上げられたゴミの清掃作業や、水質浄化機能が高い干潟での潮干狩りなどをおこない、自然のすばらしさ、海のすばらしさを伝え、次世代に綺麗な東京湾を残していきたいと考えております。

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